「自由に働くなら、独立は必須?」
「このまま会社員を続けていいのか?」
「会社員と副業は両立できるの?」
そんな悩みを抱えていませんか?
本記事では、都内IT企業で働きながら、副業で月に20万円稼ぐ筆者(@suki2sunao2)が会社員をしながら副業することのメリットとデメリットを解説します。
- 会社員しながら副業するメリット・デメリット
- 会社員が副業を成功させる秘訣
- 知っておきたい注意点
会社員と副業は両立できる?
会社員と副業は両立できます。焦って独立する前に、まずは副業から始めてみることをおすすめします。
多くの人が副業している
令和2年厚生労働省の調査によると、約10人に1人が副業をしています。また、パーソルキャリア株式会社の調査によると、約20%の人が「副業している」と回答しています。さらに、同調査によると、約85%の人が副業への意欲を示しています。
今後、働き方の柔軟性が高まっていくことも踏まえると、副業する人はさらに増えていくことが想定されます。
独立は焦らなくていい
将来的に、独立を目指している場合でも、焦って独立する必要はありません。会社員をしながら副業することで、金銭的に余裕を持った状態で着実な準備を進められます。副業が「会社員であることのメリット」を再認識するきっかけになることもあるため、まずは会社員をしながら副業することをおすすめします。
会社員しながら副業するメリット
会社員をしながら副業するメリットは多々あります。ここでは、筆者の体験から、最も良いと感じたメリットを紹介します。
1, 焦らずに取り組める
副業で安定的な収益を得るまで、焦らずに取り組める点がメリットです。副業で稼げる見込みがない状態で会社を辞める場合、生きるために必要なお金を稼ぐことに焦ってしまい、仕事を楽しめなかったり、身体に負担がかかったりします。会社員としての収入がある状態で副業することで、焦らず確実に続けやすくなります。
最低限の安心感がある状態だと、新しい仕事にもチャレンジしやすくなります。本当にやりたいことをやるためにも、まずは会社員を辞めずに始めることがポイントです。
2, 会社での学びを活かせる
会社で得た学びを副業に活かせます。具体的なスキル以外にも、メールの書き方や物事の進め方、確認の方法、チャットツールでのコミュニケーションなど、さまざまなスキルを活かすことができます。筆者の場合、会社員として身につけた「議論のまとめ方、事前準備、コミュニケーションの取り方、期日の設定方法、確認の投げ方」などのスキルが副業にも役立っています。
会社員をしていると、企業が何を気にするのかや、組織ならではの独特の風習などへの理解も深まりやすいため、クライアントとのコミュニケーションがスムーズになることも多々あります。
3, 会社に守られる
「会社員である」というだけで、クレジットカードの利用や家の契約がスムーズに行くケースがあります。保険や健康診断が担保されることも、会社員としてのメリットです。そのほか、会社の福利厚生を利用できたり、何かあった際に助けを求めやすかったりする点もありがたいポイントです。
金額や制度、精神的にも、最低限の安定や安心感がある状態で副業に取り組めることは非常に大きなメリットです。
お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えて下さい! [ 税理士・大河内薫 ] 価格:1540円 |
会社員しながら副業するデメリット
会社員しながら副業するデメリットを紹介します。あらかじめデメリットを認識しておくことで、大きな失敗を回避できます。
4, 禁止されていると副業できない
そもそも会社で副業を禁止されている場合には、副業できません。そのような場合、副業の準備であれば進められるため、できることから始めましょう。どうしても副業したい場合は、より柔軟な働き方が可能な会社への転職を検討することも大切です。
日本経済団体連合会の調査によると、2022年時点において、回答企業の70%以上が、自社の社員が社外で副業・兼業することを「認めている」(53.1%)または「認める予定」(17.5%)と答えています。常用労働者数5000人以上では、「認めている」(66.7%)または「認める予定」(17.2%)の合計は8割を超えるため、今後はより副業しやすい環境が期待できそうですね。(参考:副業・兼業に関するアンケ―ト調査結果)
5, 時間の制約がある
フルタイムで会社員をしている場合、どうしても時間の制約が生まれます。副業に使える時間が会社以外の時間になるため、仕事前か仕事終わり、休日になりがちです。そのため、現地への移動が必要な副業や、対面でサービスを提供する副業は始めづらい傾向にあります。残業が多い日々の場合、仕事後に副業に取り組む体力や気力が残っていないこともあります。
ポイントは、時間の制約があることをポジティブに捉えることです。本業を終業時間内に終わらせられるよう集中して取り組むことで、時間の質を高めるチャンスにもなります。仕事終わりに予定がないと、ダラダラ作業してしまいますが、絶対に帰る必要があると集中できます。時間の制約を上手く利用することで、本業側でも成果を出せると最高です!
6, 成功までに時間がかかる
副業の成功までに時間がかかることがデメリットです。本業を言い訳にして、副業に時間を使えない場合、副業で成功するまでに時間がかかります。その結果、副業を続けるモチベーションが下がり、諦めてしまうケースもあります。稼げるまでに時間がかかることを、ある程度は覚悟した上で、続けることが大切です。
どうしても早く稼ぎたい場合は、本業に使う時間や日々の生活を根本的に見直し、副業に使える時間を確実に確保することをおすすめします!
副業×定年準備×生きがいづくり 人生を変える! 50歳からのライター入門 [ しげぞう ] 価格:1760円 |
会社員でも副業を成功させる秘訣
会社員でも副業を成功させる秘訣を紹介します。本業がある中で、副業も成功させるためには戦略が必要です。ただ闇雲に頑張るのではなく、確実に続けられる状態を目指しましょう。
7, 続けることを優先する
本業の忙しさや疲労などを言い訳に、副業に取り組めないことがあります。「時間がある時に頑張ろう」「やる気が出たら頑張ろう」という考えだと、いつまでも副業に手をつけられません。また、手をつけない時間が長いと、次に手をつける際のハードルが上がります。
毎日が難しい場合は、週に1,2回で良いので、30分でも継続して副業に取り組める仕組みを作りましょう。曜日や時間で固定して、絶対に取り組む時間を確保するのがポイントです。
8, 仲間を見つける
一人だけで頑張るのには限界があります。一緒に頑張る仲間がいることで、モチベーション維持や悩みの相談ができます。筆者は、副業を当たり前にしている人が多いコミュニティに参加してから、副業での収益が5倍以上になりました。同じ業種でなくても、似たような悩みを抱えているケースや、有効な情報を得られるケースは多々あります。
9, まずは月5万円を目指す
いきなり多額の収益を目指すと、途中で心が折れてしまいます。まずは月5万円を目標に取り組むことがおすすめです。副業を開始してすぐの頃は、実績もなく単価も低いため、月5万円達成が難しいこともありますが、同業で稼いでいる人を参考にして継続することが大切です。
筆者の経験上、月5万円を超えたあたりから収入が一気に上がるようになりました。月5万円までは時間がかかりますが、そこから先は、最初の5万円よりは楽に収益を上げられます。
会社員が副業で成功するための注意点
会社員が副業で成功するための注意点を紹介します。筆者の実体験や周囲の人たちの「よくある失敗」を踏まえて、特に注意すべきことをお伝えします。
10, 時間管理が命
会社員をしながら副業をする場合、成功も失敗も時間管理にかかっています。本業がありながら、副業の時間をいかにうまく確保するかや、本業を時間内に確実に終わらせられるか、短時間で確実に成果を出せるか、などがポイントです。以下は、筆者が実際に試して有効だった時間管理の方法です。
- ポモドーロテクニック(25分集中して5分休憩する)
- 毎日時間割を作る
- 閉店時間が早めのカフェで作業する
- 午前中に頭を使う作業をする
11, やる気を信頼しない
「やる気がある時に頑張りすぎて、継続できない」といった失敗がよくあります。やる気はあればラッキー、なくても大丈夫な状態にすることが大切です。手をつけ始めると、やる気が出てくることも多いため、取り組みたい作業や業務を習慣化させることがポイントです。
「頑張る気持ち」や「意志の力」には限界があるため、習慣化させることや仕組み化させることに力を使えると、継続が楽になります。
12, 中途半端にしない
本業も副業も、中途半端にしないことが大切です。どちらかを言い訳にして、どちらかを中途半端にすると、後からツケが回ってきます。本業がある状態で、副業をする場合には周りからの信頼がとても大切です。
どんな仕事にも、真摯に向き合うことが次の仕事にもつながります。ただし、無理は禁物です!心身ともに健康的な範囲で、目の前のことに丁寧に向き合えると、得られる成果も大きくなります。
価格:1540円 |
スキルを可視化したいなら
副業を始める上では、これまでのキャリアや自身のスキルの可視化が必要です。特に初めて副業する場合には、どんな職種から始めるべきかわからない方も多いかと思います。
そこで、90名以上の人生、200件以上の実績のある筆者が、あなたのキャリアの整理をお手伝いします。経歴やキャリア、これからのビジョンを、1枚のイラストにまとめます。
- キャリアの棚卸し
- 悩んでいることの整理
- これまでの経歴を整理
- これからやりたいこと、目標やビジョンの可視化
- 大切にしたいポリシーを可視化
まとめ
本記事では、会社員しながら副業するメリット・デメリットを紹介しました。また、会社員が副業を成功させる秘訣や知っておきたい注意点についても触れました。会社員をしながら副業を始める際には、時間管理やモチベーション管理が困難な場合があります。一方で、リスクが低い状態で始められ、本業と副業での学びが相乗効果となることもあります。
独立を焦りすぎず、まずはできることから始めましょう。ハッピーなビジネスパーソンが増えますように〜!