「アーユルヴェーダってなにするの?」
「アーユルヴェーダ、は怪しい?」
「どれくらい効果があるの?」
そんな疑問を抱えていませんか?
本記事ではスリランカのアーユルヴェーダ施設に16日間滞在した筆者(@suki2sunao2)がアーユルヴェーダ施設で実際に体験した施術方法とその効果を紹介します。
- アーユルヴェーダ独特の施術方法
- 施術の目的と効果
- 実際に体験してみた感想
はじめに
アーユルヴェーダとは
アーユルヴェーダとは、インド・スリランカで生まれた5000年以上の歴史を持つ世界最古の伝統医学です。身体と心の病気の治療や予防を目的としています。
健康や美容、アンチエイジングに効果的とされており、不調がある人はもちろん、健康的な人にもおすすめです。
おすすめの施設
スリランカの老舗リゾートの、バーベリンアーユルヴェーダリゾートがおすすめです。施設は4種類あり、筆者は最も安かった「バーベリンサンズ」に宿泊しました。
ウェブサイトは、日本語でも表示できるので安心です。
宿泊料金、空港からの距離を重視して選びました。初心者でも安心な、厳格すぎないけれど本格的な施術を受けられるという点で、バーベリンサンズはおすすめです。施設が大きすぎず、アットホームな雰囲気なので一人旅にも最適です。
アビヤンガ(オイルトリートメント)
施術の流れ
アーユルヴェーダ特有の、天然由来のオイルを用いたマッサージです。体質や抱えている悩みに応じて、使うオイルやマッサージ箇所が変わります。
基本的には、頭頂部からオイルを使ったマッサージが始まり、頭、肩、顔、全身、背面、とくまなくマッサージしてもらいます。全身マッサージは、左右から2人体制で行ってもらうこともあり、とても気持ちが良いです。
効果
主に以下の効果があるとされています。
- 身体がほぐれる
- 専用のオイルを使うので、肌が柔らかく、すべすべに
- 頭や目の疲れ解消
- リラックス、疲労回復
- 身体を温める
- 新陳代謝を促す
指圧が強すぎないので、強いマッサージが苦手な人にもおすすめです。
体験した感想
とにかく気持ちが良いです。指圧が強すぎないので、痛いマッサージが苦手な人にもおすすめです。背中の小さなニキビも減りました。とてもリラックスできるので、疲れた身体や心にとっても効果的でした。
価格:2970円 |
シロダーラ
施術の流れ
シロダーラ(Shirodhara)とは、古代より続くアーユルヴェーダの施術の一種で、額の中央部にオイルを垂らし続けるものです。仰向けに寝転がり、目と耳をカバーしてもらった上で、セラピストの方が温められたオイルを垂らしてくれます。
1回につき20〜30分ほど実施し、2,3日連続して行います。施術が終わったら、白い布で頭と耳を覆ってもらい、特殊なハーブティーをいただきます。
注意点
シロダーラ中は、日中はもちろん、寝ている間も頭と耳を白い布で覆っておく必要があります。また、ヨガや水泳などの運動や、ストレスがかかるような読書、PC作業を控えなければなりません。
髪を洗うことも禁止されており、雨や風、太陽に当たることも控えるよう勧められているため、リラックスして、ぼーっと瞑想することがおすすめです。
食事は、身体を温めるものが推奨されており、身体を冷やすものや重たい食事は禁止されています。
効果
主に以下の効果があるとされています。
- 心が落ち着く、ストレス解消
- 精神的な疲労、不安感、うつ症状の改善
- 記憶力向上
- 抜け毛、若白髪、毛髪のダメージ予防
- アンチエイジング
- 不眠症の改善
頭がスッキリして、アイデアやりたいことがたくさん出てきました。
体験した感想
筆者は2日間、施術を受けました。初日に施術を受けた直後は、頭が少し重たかったのですが、読書や電話はできました。昼寝をしてからは、特に元気になり、PC作業もできるようになりました。
医師に「元気だから、本読んだりPC触ってもいいですか?」と確認したところ、「あなたが大丈夫なら、大丈夫だよ」と言われました。身体の声を最優先することが大切です。
2日目の朝は、とても目覚めがよく、いつもより1時間早くスッキリと目覚めることができました。
ビレチャナカルマ(下剤療法)
施術の流れ
ビレチャナカルマ(Virechanakarma)とは、体内を浄化するために行う施術です。ハーブの下剤を飲むことで、体内に溜まっている毒素を排出します。
医師の診断を受けた後、施術を行っても問題ないと判断された場合は、お腹をオイルマッサージしてもらい、その後、ハーブの下剤を飲みます。薬を飲んで、1時間ほど散歩をしたら、徐々に体内に溜まっていた毒素が排出され始めます。
トイレに行った時間や、回数、便の状態をメモし、医師に報告します。しばらくすると、特別なハーブティーを飲みます。基本的には、ゆっくりとたくさんの白湯を飲み、翌朝のランチまで、定められた食事を行います。
注意点
以下のように食事がかなり制限されます。
- 当日の朝食:なし
- 当日の昼食:お粥
- 当日の夕方:お茶
- 当日の夕食:お粥とパン
- 翌日の朝食:お粥とパン
- 翌日の昼食:お米、野菜カレー
断食するわけではないので、そこまで辛くはありませんでした。また、ハーブの下剤を飲んでしばらくは、気持ち悪かったのですが、歩くことで緩和されました。
効果
主に以下の効果があるとされています。
- 胆のうや肝臓などの内臓と腸から毒素を取り除く
- 血液から老廃物と毒素を取り除く
- 食欲と消化力の促進
- 慢性的な頭痛、肌アレルギー、ニキビ、皮膚炎に効果的
胃腸が休まるので、身体が楽になりました。
体験した感想
人生で1番デトックスされた日でした(笑)胃腸が空になると、こんなにお腹がスッキリするのか〜!と感動しました。筆者の場合は、体重はそこまで変わらず500g〜1kg減った程度でした。
普段、いかに食べすぎているのかを痛感し、翌日以降から腹八分目を意識しやすくなりました。こんなにデトックスできる方法に出会ったことがないので、やみつきになりそうです。
ヴァスティカルマ(浣腸療法)
施術の流れ
ヴァスティカルマ(Vasthikarma)とはヴァータ系(※1)の病気を治療するのに、最も効果的なトリートメントとされています。余分なヴァータと毒素を除去するために、直腸にメディカルオイルかハーブウォーターを注入する施術です。
現代の浣腸とは別のものとされており、下腹部にオイルを塗った後、横向きになり、専用の器具を使って60〜120mlのメディカルオイルを直腸に注入します。
※1ヴァータはアーユルヴェーダとは?1日の過ごし方とその効果|スリランカの施設で16日間滞在してみたを参照ください!
注意点
3〜6時間、メディカルオイルを体内にとどめておく必要があります。一晩とどめておくことができたら、尚よしです。
効果
主に以下の効果があるとされています。
- 体内から余分なヴァータと毒素を取り除く
- 神経系の機能強化
- ヴァータ系の病気に最も効果的
- ドーシャのバランスを整え、免疫力を高める
- 便秘、坐骨神経痛、関節痛、背中の痛み、頭痛などの改善
体験した感想
筆者の泊まった施設では、嫌なら断ることもできました。(おそらくどの施術も嫌なら断れるけど)筆者の体質はヴァータだと診断されているため、最も効果的な施術と聞いて挑戦することに。
これから体験予定です!
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アクシタルパナ(目のトリートメント)
施術の流れ
アクシタルパナ(Akshitharpana)は視覚を良くするために行われる目の施術です。施術には、薬効成分を含んだギー(無塩バターを加熱して不純物を取り除いたもの)が用いられます。
目の周りに、ギーを注げる場所を作り、そこにギーを入れてもらいます。
注意点
シロダーラと同様に、身体を冷やす食べ物が禁止されており、軽食や身体を温める食べ物が推奨されています。
風、雨、日光、ほこりなどを避けて屋内で過ごすことが推奨されており、髪を洗うことや、水泳、ヨガなどの運動も控える必要があります。長時間の読書も控えることが推奨されており、軽く読む程度ならOKとされています。
効果
主に以下の効果があるとされています。
- 目の筋力強化
- 視覚を向上させる
- 頭痛の予防
- 睡眠を促す
体験した感想
水の中で目を洗うのと同じ容量です。ドクターの指示に沿って、目を開けたり、閉じたりします。私の場合は、少し沁みたのであまり長時間目を開けることができませんでした。終わった後は、少しぼーっとする感じでしたが、翌朝はスッキリしていました。
何も感じず、沁みない場合は、上下左右に目を動かして、ギーをより浸透させるそうです。「視界がとってもクリアになってスッキリした」という方もいれば、私のようにあまり効果を実感できない人もいるようです(笑)
まとめ
本記事では、アーユルヴェーダの概要とおすすめの施設をはじめ、アーユルヴェーダに特有な施術内容とその効果について紹介しました。筆者が、実際にスリランカの施設で体験した経験を踏まえて、具体的な施術の流れ、注意点、効果、感想もお伝えしました。
医師が近くにいる環境で、2週間の長期滞在だったからこそ体験できる施術も多かったです。せっかくアーユルヴェーダを受けるのであれば、2週間以上を強くおすすめします!(3日でも効果はありましたが……)
心も身体も、ストレスフリーなビジネスパーソンが増えますように〜!
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