こんにちは!普段はIT企業でゆるい(いや結構ちゃんと働く)OL、休日はグラフィックレコーダーをしているあかり(@suki2sunao2)です。本記事では、筆者が1ヶ月間(4週間)有給を使って会社を休んだ際に後悔したことをご紹介します。安心して長期休暇を取るために、また、後悔せず満足度の高い長期休暇を取得するために、後悔したことや、意識すればよかったことをまとめました!
会社員が気持ちよく長期休暇を取るための準備
後悔しない長期休暇の取り方
満足する長期休暇を取るために必要な準備
この記事では上のような内容を中心に、筆者が社会人3年目で1ヶ月(4週間)の有給を取得し後悔したことや後から反省した点を踏まえてお伝えしていきます!
この記事のおすすめの読者
- 長期休暇をとることに抵抗や不安がある
- 後悔しない有給休暇の使い方が知りたい
- ぶっちゃけ長期休暇取って後悔するのか気になる
はじめに
1ヶ月の過ごし方
長期休暇の過ごし方について、概要をまとめました。初めての長期休暇の取得だったため、4週間としましたが、慣れている方や有給が余っている方はもう少し長い期間も可能かもしれませんね。
- 時期:社会人3年目の最後の3月
- 予算:ひとまず100万円(実際に使ったのは65万円程度)
- 利用した有給日数:19日間(祝日が1日あったため)
- 過ごした場所:ニュージーランド
- 計画と準備:半年〜1年
長期間の有給を取得した方法は【OL会社休みます】1ヶ月有給を取るための準備まとめ 周囲から応援されやすい長期休暇の取り方とは?にてご紹介しています!
大切にしたこと
デトックスすること、自分とゆっくり向き合うこと、を目的としました。そのため、誰かと一緒に過ごすことよりも、日記やブログを書いたり、本を読んだりする時間を大切にしました。また、多くの観光地を回ることよりも、ある程度の期間同じ場所に滞在することで思考を深められる時間を取ることを意識しました。
日本から離れることで、日常から強制的に離れられるよう工夫できたことも良かったです。「デトックスできるかどうか」を判断軸とし、現地では、自然に触れることやヨガ、瞑想をして過ごすことが多かったです。
諦めたこと
常に職場と連絡が取れる状態を諦め、会社用のPCやスマホは日本に置いていきました。そのため、仕事を気にかけて長期休暇後に職場復帰しやすくする、という状態ではなかったです(笑)また、節約した旅を諦めました。時間を大切にしたかったため、移動や滞在費にある程度お金を払うことで、4週間の時間をより有意義に使えるよう意識しました。
紙の本を読むことも諦めました。有給期間中はKindle Unlimitedに入会し、iPadで本を読んでいました。本は紙で読むことが好きであることや、iPadが重たいので読みずらかったですが、そこは我慢しました!
苦手な季節から逃げろ!
好きな季節を過ごすために
3月は春に近づいていく季節だったため、暖かくなっていく喜びや満開の桜が見れなかったことが少し残念でした。また、1ヶ月を過ごす季節は非常に重要です。筆者は寒さに弱いため、真冬(1〜2月)から逃げられる期間を設定してもよかったなと思いました。
花粉症が辛い時期と被せることで、花粉症から逃げる手段も良いなと思います。ご自身の花粉症がひどくなる季節と被せることも検討してみても良いでしょう。
過ごす場所の季節
滞在場所の季節も併せて確認が必要です!筆者が訪れた年のニュージーランドは、冷夏で大雨が続いたこともあり、想定していたよりも寒かったです。もう少し暖かい季節に訪れてもよかったなと思います!
現地の気温については、ネットはもちろん、インスタグラムで検索するのが便利でした。投稿日時が新しいもので、写っている人の服装を確認しました。特に、日本人と現地の人では同じ気温でも服装が大きく異なる場合があるため、なるべく日本人の観光客と思われる方の服装を参考にしていました。
日本の季節
日本で大好きな季節があるのであれば、そこは日本で過ごせるように調整すべきだと思います!せっかくの四季の移ろいを感じられないことは、さみしいですもんね。また、電気代や水道代を浮かしやすいという点から、真冬や真夏に日本を離れることをおすすめします。
筆者は寒がりで、冬の電気代が高くついてしまうことが多いので、戦略的に冬に日本を離れることを意識しようと思いました。
取得に向いている月は?
祝日がある月
祝日が多い月であればあるほど、少ない有給で長期休暇を取ることができます。また、年末年始やお盆の時期などの会社が休みになりやすい時期を狙うのも手かと思います。ポイントは連休や祝日に行動するのではなく、連休や祝日が多い月を狙うということです。
連休や祝日は、飛行機や宿の金額が高いことが多いため、実際に移動するのは時期をずらし、長期休暇の途中に連休や祝日が入るようにスケジュールを組めると理想的だなと思います。
会社の外せない予定がない月
評価の時期や、予算作成に関わる場合は予算作成、また経理処理に関わる場合は四半期決算や年次決算と被らない月が理想的です。また、月初から月末までの1ヶ月ではなく、月中から月中の1ヶ月という休み方もアリだなと思いました。
個人的には、評価に必要な作業がギリギリできるように3月の第2週から有給を取得して正解だったなと思っています。ただ、評価時には評価する側もされる側も有給を取得する前の記憶を頼りに評価することになってしまいやすいです。もちろん、評価は対象期間全てを通してのものでもありますが、気にする場合は、ずらすことも考慮しても良いでしょう。
評価対象期間に実施したことと成果について、長期休暇に入る前にまとめておくことをおすすめします。記憶が新しいうちに、また長期休暇明けの自分に対してのメモにもなるため、やってよかったです!
仕事の目処がつく月
仕事の予測が立てやすいため、社会人を2〜3年やってからの方が、長期休暇の取得がしやすいと思います。仕事やプロジェクトの繁忙期が予測できることや、前もって調整が可能な時期を検討し、長期休暇の時期を選べると良いでしょう。
また、部署移動や、別で休暇を取ったり部署を一時的に離れる人がいないか等の確認ができると、周囲への負担を減らせたかなと思います。筆者の場合は、対応していたプロジェクトの目処がつきそうなタイミングを狙いました。とはいえ、迷惑をかけてしまうことに変わりはないため、前もっての調整と日々の行い、態度が大切です!そして感謝の気持ち!
海外で買える物の調査を!
お土産は先に調べる
バックパッカーだったため、荷物の重量やサイズに限度がありました。なるべく小さくて軽くて喜ばれるものを選びたかったのですが、直前に焦って調べたため、あまり調査の時間が取れず、重量制限に引っかかりそうになりました。
事前にスーパーやお土産屋さんに行って、自分のお土産も含めて重さや個数まで確認してみるということをおすすめします!お菓子をお土産にすることが多いと思いますが、現地で有名なコーヒーやお茶は軽くて喜ばれやすいなと思います!
海外サイトで購入すべきか
筆者は、ニキビの薬を海外通販で購入しているのですが、送料がかかる上に到着までに時間がかかります。旅に出る前にも、旅に持っていくために購入したのですが、現地のドラッグストアで購入できることを後から知りました。
海外の薬やサプリメント、化粧品などを利用されている方は、現地での購入が可能かどうかを先に調べておくことをおすすめします!海外サイトでの購入の手間が省けるだけではなく、荷物も減り金額も安く収まることが多いですよ。
ちなみに愛用しているニキビの薬は【死ぬまでにやりたいことリスト】ゆるいOLが考えたバケットリスト大公開の中でご紹介しています!
持ち物を減らす
現地で購入可能なものを予め把握しておけると安心です。とにかく移動時に荷物を減らすことを重視し、現地で購入が可能なボディクリームやシャンプー、石鹸などは極力現地での購入をおすすめします!
個人的には、ビタミンのサプリメントや固形石鹸は現地で購入すれば良かったなと反省しています。特にニュージーランドはオーガニック製品が多いこともあるため、日本で買って持っていくのではなく、現地購入できれば荷物も減らせたなと思いました。
宿の予約は早めに
観光シーズンの確認
現地の観光シーズンを確認しておきましょう。また、現地の祝日を確認しておくことも忘れずに!筆者が訪れた時期は観光シーズンの終わりかけでしたが、宿やバスの予約がすぐ埋まってしまいました。旅の予定を立てるのが苦手なため、3日前に予約する、ということが多かったのですが、早いに越したことはありません!
また、人気で安い宿や移動手段は、すぐに埋まってしまう可能性が高いため、長期休暇の前に大まかな移動スケジュールだけでも立てて置けると安心ですね。
連泊時の注意事項
連泊をしたい期間中に、金土日が挟まっていると同じ部屋で連泊するのが難しいことが多かったです。対策としては、そもそも早めに予約することと、宿は変えずに部屋だけ変えることをおすすめします!後者の場合は、同じホステルでも、一度チェックアウトし、別の部屋にチェックインし直すといった具合です。
Booking.comやagodaを使って宿を検索する際に「指定の日程で宿泊できる宿がありません」といった注意事項が出た場合は、宿泊できなかった日程だけで再度検索をし、同じ宿の別の部屋で宿泊できないかを探しました。移動の工数を削減するためにも、できるだけ同じ宿や近くの宿に宿泊することがおすすめです!
持ち物の予測をつける
宿が予めわかっていれば、タオルや石鹸がどれくらい必要そうかの予測が立てやすいです。筆者の場合は、すべてのホステルでタオルが借りれないという前提で荷物を用意したのですが、1ヶ月の滞在期間のうち半分ほどはタオルを無料で借りられる宿に宿泊しました。
タオルの貸し出しがあるなら、もう少し荷物を減らすことができたなと反省したため次回以降は泊まりたいホステルの目星をつけておけると良いなと思っています!石鹸やシャンプー、ドライヤーにも同様のことが言えますね!
土日をうまく使う
金曜日から有給をとる
航空券や宿が安いタイミングで移動するために、平日に動けるよう調整することをおすすめします。具体的には以下の「良い例」となるような休み方をすることで、長期休暇中の土日の数を最大化させられると良いでしょう。筆者は、長期休暇のはじめの土日は日本での予定を入れていたこともあり「悪い例」となってしまったため、反省しています!
金曜日から有給を取得する
金曜:有給取得し、移動日とする
土曜:長期休暇開始!
月曜日から有給を取得する
土日:移動費が高いので準備
月曜:有給取得し、移動日とする
火曜:長期休暇開始!
金曜日まで有給をとる
いつまで有給を取るのか、という点についてですが、これは個人の好みにもよるかと思います。個人的には金曜日までを有給休暇とすることをおすすめしています。
金曜まで有給を取得する場合
- メリット:他の人も休み明けなので戻りやすく、体調管理が楽
- デメリット:移動日の選択肢が減る
月~木まで有給を取得する場合
- メリット:移動日の選択肢が増える
- デメリット:翌日から働くこととなり体調管理や時差ボケの対応が困難
前週の間に準備を終わらせる
筆者の失敗は長期休暇のはじめの土日で準備の最終確認をしたことです。そのため、実際にニュージーランド旅が開始できたのが長期休暇開始後3日後からでした。(移動で1日潰れるため)せっかくなら、まとめて休暇が取れる期間は最大限に活用できた方が良いと思います。
そのため、長期休暇に入る前の週に準備を完成させておくことをおすすめします。長期休暇に入った瞬間にすぐ休暇モードに入れるように、とにかく準備を前もって行うことがポイントです!準備をすることで、楽しみな気持ちで過ごせることも嬉しいですね。
有給休暇の残し方
代休を使える時は代休を使う
休日や祝日の出勤があった場合、代休の代わりに有給を使って休んでいました。そもそも、有給をそこまで使い切れるイメージがなかったため、せっかくならお給料がもらえる有給を使って休もうと考えていました。
ただ、私が所属していた会社では、代休の失効期限が有給休暇の失効期限に比べてとても早く、代休を繰り越すことができませんでした。そのため、代休は代休として使い、有給はまとめて取得できるように残しておく必要があったなと反省しています。
常に残日数を確認しておく
「今、何日の有給が残っているのか?」を常に把握しておくことが重要です。長期休暇を取得する場合は、何日の有給を使えるのか、万が一の体調不良に備えて少しゆとりをもって有給を残しておきたいので、最大で何日、最小で何日間の長期休暇が取得できるのかを把握しておけると良いでしょう。
また、有給やその他夏季休暇などがある場合は、それらの失効期限を確認しておくことも重要です。繰り越せるものなのか否か、繰り越せる場合はいつまで繰り越しが可能なのかどうかについても確認しておきましょう!
体調管理の徹底
せっかくの有給や休暇を体調不良で使ってしまうのはもったいない気がします。筆者は3年間働いた中で1度、体調を崩して2日分ほどの有給を使ってしまったことを未だに悔しく思っています(笑)体調管理をすることは、仕事のパフォーマンス向上だけではなく、日々の生活や心のゆとりにもつながるとても大切なことですね。
働き方を工夫してみる
フレックス制度の利用
そもそも「長期休暇を取らなければ日常から離れづらい」という思考を疑ってもよかったなと思います。フレックス制度を利用したり、自分の生産性が最も上がる時間帯に仕事をする工夫をすること、また、給料を下げてでも働く時間を減らすといった選択肢もあるなと思います。
長期休暇を経て、明るい時間帯に仕事が終わっている状態だと居心地が良さそうだなと感じたので、少し早めに仕事を開始し、なるべく夜はゆっくり過ごせるような工夫ができればなと思っています。また、ワーケーションのように物理的に場所を変えて働くことに挑戦してみても良いなと思います!
稼ぐ手段を増やす
遊びながら稼ぐ手段を身につけることや、収入源を増やすことの重要性を感じました。毎年、長期休暇を取るために必要なことはお金と仕事の調整能力かなと思います。お金については、有給を使う際の心理的ハードルを下げるためにも、複数の収入源を持っておくことが大切だと思いました。
長期休暇をどう過ごすのかにもよりますが、ぶっちゃけ暇でもあるので趣味や好きなことで稼げる手段があるとより充実した気持ちで過ごせるのではないでしょうか。
長期休暇を取らない選択
どうしてもまとまった休みを取れない会社で働かれている方もいると思います。その場合は、長期休暇を取る方法以外で、同様の効果が得られるような選択肢を検討するのも良いと思います。
1週間の休みを年に3回とる、毎月3連休を作る、など日々の工夫で少しでも非日常を作ることができると新たな発見があると思います。逆に長期休暇だけを目標にして生活すると、普段の日常が味気のないものになってしまうため、日々の日常をいかに豊かに楽しく過ごすかという視点で考え、工夫し続けることはとても大切なことだと感じました。
まとめ
せっかくなら気持ちよく
本記事では、筆者が1ヶ月の有給を取って後悔したことを踏まえて、納得できる長期休暇の取得方法についてご紹介してきました。まずは、苦手な季節を避け、好きな季節を過ごすために、過ごす場所の季節や日本の季節を確認することがおすすめです!
人にも自分にもやさしく
祝日が多くある月に休むことで有休消化日数を減らしたり、会社の外せない予定がない月や仕事の目処がつく月を選んだりすることで、自己と他者の両方の負担を減らす工夫をすることをご紹介しました。また、海外で過ごす場合には、お土産や現地で購入できるものを先に調べることで、持ち物を減らせると良いでしょう。
早め早めにがお得
宿や移動手段を賢く確実に抑えるためにも、早めの準備が良いことをお伝えしてきました。現地の観光シーズンや祝日の確認も忘れずに!有給を取得する際には、土日が最大限含まれるよう工夫するとお得です。また常に有給の残日数を確認することや、なるべく使わずに置いておくこともポイントです。
おわりに
長期休暇はとても良いです!リフレッシュになる上、新しいアイデアややりたいことがクリアになります。一方で、必ずしも長期休暇を取らなければ、リフレッシュできないかというとそうではありません。今の働き方を工夫してみることや、フレックス制度を利用すること、稼ぐ手段を増やす、といったことも踏まえてより豊かな心で働けると良いなと思います!
みなさまの「はたらく」そして「いきる」が少しでも「好き」な状態になればいいなと思います。