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【まずこれ見て】キューバ旅行はつまらない?理由と注意点|2週間滞在して分かった魅力を徹底解説

「キューバはつまらない?」

「キューバに魅力的な観光スポットはある?」

「キューバを楽しむコツは?」

そんな悩みや不安を抱えていませんか?

本記事では、 キューバで2週間、女一人で旅した筆者(@illust.akarin)が現地で感じたキューバの魅力とおすすめスポットを紹介します。実際に訪れた経験を踏まえて、キューバを楽しむためのコツと注意点もご紹介するので、キューバが気になっている方は、ぜひ最後までご覧くださいね。

  • キューバがつまらないと言われる理由
  • キューバの魅力とおすすめスポット
  • キューバを楽しむための注意点

本記事の内容は、2025年3月にキューバを訪れた際の情報をもとに作成しています。今後、変化する可能性がある点にはご留意ください!

キューバはつまらない?

「キューバ 旅行」と検索すると「つまらない、やることがない、3日で十分」といった声が見られます。せっかく遠いキューバまで行ったのに「つまらなかった」となるのは勿体ないですよね。

実は、筆者も、キューバに到着してすぐは「もう十分かも、早く帰りたい」という気分になりました。しかし、2週間の旅を経た今は、人生の中でとても貴重な体験だったと感じています。

本当にキューバはつまらない場所なのでしょうか?

なぜキューバは「つまらない」のか

キューバは、インフラ環境があまり整っておらず、情報が不足しています。また、エンタメ性のある観光地が少なく、都市と都市の移動が困難です。そのため、快適な旅行を求めている方や、有名な観光地をたくさんめぐりたい方は、つまらないと感じてしまうのかもしれません。

インターネット環境が悪い

キューバのほとんどの場所では、ネット環境がよくありません。リゾート地のバラデロであれば、動画の閲覧が可能なレベルで快適でしたが、それ以外の場所では画像を閲覧するのが精一杯でした。e-SIMが接続できたとしても、かなり弱いことも多々あるため、日本と同じレベルでのネット環境を求める方は注意が必要です。

観光の利便性が低い

キューバはスペイン語圏であることから、街中で英語が通じにくい傾向にあります。タクシー運転手やショップ店員でも英語が通じないことが多々あるため、不便なこともあります。ただし、観光地であれば英語を話せる人もいるため、そこまで気にしなくても大丈夫です。

観光地間の移動については、車(タクシー)かバスを利用するため、時間がかかり不便なことが多いです。その分、乗り合いのタクシーが発達しており、そこでの出会いやコミュニケーションを楽しむこともできます。

情報が少ない

ガイドブックや日本語でのブログが少なく、特にコロナ禍以降の情報を入手するのが困難です。ガイドブックもコロナ禍以前に作成されたものが多く、必ずしも最新の情報が得られるわけではないため、注意が必要です。そのため、おすすめの場所や注意点、必要な準備に関する情報を得ることが難しく「あまりやることがなくつまらない」状態になりやすいです。

実際は?現地で感じたキューバの魅力

実際にキューバに2週間滞在して感じたことは、不便さや情報の少なさこそが魅力の1つだということです。百聞は一見にしかずなので、ぜひ現地に訪れてみてくださいね。

レトロさが残る雰囲気

クラシックカー、古いお城、宮殿、馬車、など、昔ながらのレトロな雰囲気を楽しめます。特にサンタクララの宿やカフェでは、古い雑貨や家具を活かしたインテリアが特徴的で、一昔前にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。

整備されすぎていない暮らし

定期的に停電が発生したり、クレジットカードより現金が主流であったり、電波が弱かったりと、到着してすぐは、不便に感じることが多いのですが、慣れるとそれが心地良くもあります。日中は電気がなくても、十分に生活できるし、スマホも常にネットに繋がっている必要はないな、と改めて「日本での生活」を見直すきっかけにもなります。何より異国感がすごいです(笑)

歴史と社会主義を感じる

筆者がキューバで得た体験として最もよかったことは、歴史と社会主義を肌で感じたことです。魅力と言い難い部分もありますが、あらゆる場所で物資が不足していることや、キューバ人の平均給与と、海外にコネクションがあるキューバ人の平均給与の差が大きいこと、VPNを接続しないと、一部のアメリカ系サービスが利用できないことや、国営レストランの従業員のやる気のなさなど、身をもって体験できる経験として、非常に価値がありました。

日本では体験したことのなかったことばかりなので、現地に行く意味があるなと感じます。

  • キューバ旅中の日記はnoteからご覧いただけます。
  • 現地での生活の様子はYouTubeからご覧いただけます。

おすすめ観光スポット3選

実際に訪れてよかったおすすめの観光スポット3つをご紹介します。それぞれ特徴があるため、旅の目的や好みに合わせて行き先を選べると満足度が上がります。

ハバナエリア

ハバナエリアは、賑やかで生活感がある街並みや生演奏を楽しめるレストランが特徴的です。また、少し足を伸ばせば、カバーニャ要塞や革命広場にも行くことができます。観光目的の方には、Habana Bus Tourがおすすめです。

有名な観光地を乗り降り自由なバスで巡ることができます。降りた後、次のバスが来るまで30分以上時間がかかることもあるので、どのスポットで降車するかには注意が必要です。筆者は、革命広場とマリーナヘミングウェイで降車しました。

バラデロ

美しいカリブ海やバカンスを楽しみたい方には、バラデロがおすすめです。徒歩30秒でビーチに行けるオールインクルーシブのホテルが一泊1万円程度で楽しめます。(円安だったので、状況によってはもっと安いかも!)ネットも快適で、ホテル内で全て完結するので、ただぼーっとしたい方におすすめです。

夜には、ナイトショーを開催している施設が多く、キューバの伝統的なダンスやショーも楽しめました。食事は基本的にビュッフェ形式で、ホテルによっては物資不足により品数が少ないこともありましたが、筆者個人的には全く問題ありませんでした。

サンタクララ

レトロな雰囲気や、昔ながらの空気感を感じたいのであればサンタクララがおすすめです。ホテルやカフェのインテリアはおしゃれなことが多く、ハバナと比べると街の雰囲気も穏やかでした。

サンタクララに行くなら、suite florenciaというホテルがおすすめです。キューバに滞在した中で最もよかった宿です。部屋が清潔で、スタッフの方がフレンドリーなことに加えて、朝ごはんがとても豪華です。また、宿主催のツアーも開催しているそうなので、ここでツアーに申し込むのもありかと思います。もう一回キューバに行くなら、迷わずこのホテルに行きます。

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観光以外でキューバを楽しむ方法

いわゆる観光地よりも、街中や生活にこそキューバの魅力があります。ここでは、観光以外でキューバを楽しむ方法をご紹介します。

国営レストランと民営レストランの違い

国営のレストランは、比較的綺麗で安価な場所が多いです。ただし、為替レートが国の基準になるため、ドルでの支払いだと高価になってしまいます。働いている人はすごくのんびりしていて、空いていることが多いです。一方で、民営のレストランは客引きも含めて活気に溢れていることが多いです。大音量で流れる音楽や、生演奏を楽しむことができます。一方で、観光客向けの価格設定であることが多く、比較的高価な傾向にあります。

国営と民営、それぞれの特徴を感じられるのも、面白い体験でした。

現地で働いている人との会話

レストランで働いている人や、タクシー運転手、ホテルのスタッフとの会話から現地のリアルを感じることができます。「ぶっちゃけ給料何円?」「日本人と会ったことある?」「実は息子がアメリカに……」など、現地の人との会話から得られるリアルな情報が一番面白かったです。

オフライン生活

ネット環境がよくないことを逆手に取り、オフライン生活を楽しむこともおすすめです。スマホでの連絡は最低限にして、現地の人と会話したり、同じ宿の観光客と会話したり、読書したり、日記を書いたりと、普段の生活ではできない時間の過ごし方ができるとリフレッシュにもなります。

ちなみに筆者は、同じ宿に宿泊していたフランス人夫妻と仲良くなり、一緒に旅をして、フランスに行く約束もしました。「キューバに来ている」という共通点があるだけで、仲良くなれる気分です(笑)

キューバに行きたくなる本

筆者は、たまたま以下の本を読んで、キューバに興味を持ち、キューバに行くことを決意しました。特に、『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』は航空券をとる背中を押してくれました。

キューバでアミーゴ!

キューバでアミーゴ! (幻冬舎文庫) [ たかの てるこ ]

価格:712円
(2025/5/22 17:02時点)

たかのてるこさんの本は、何を読んでも現地に行きたくなる不思議なパワーを持っている気がします。本が書かれた当時のキューバと今のキューバは、雰囲気が違っているかもしれませんが、それも味わえるとなお良しです。

encourage

encourage特別版 [ 石原さとみ ]

価格:3410円
(2025/5/22 17:07時点)

キューバは、石原さとみさんの写真集の撮影地でもあります。レトロな雰囲気や、日本人(というかもはやアジア人)が少ないことも魅力の一つです。

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 (文春文庫) [ 若林 正恭 ]

価格:869円
(2025/5/22 17:09時点)

キューバの魅力がギュッと詰まった一冊。キューバに行く人も行かない人にも、ぜひ読んで欲しいです。カバーニャ要塞に行った際にも「ここか〜!」となりました。

キューバ旅行を楽しむための注意点

キューバ旅行を楽しむための注意点を紹介します。日本との違いが大きく、まだまだ不便なことも多いので、注意点を踏まえた上で、楽しんできてくださいね。

mapをダウンロードしておく

Googleマップを事前にダウンロードしておくことをおすすめします。ダウンロードしておけば、オフライン状態でも利用できるため安心です。また、出発する前には、目的地と泊まっている宿の場所をピン留めしておくと、途中で迷子になるリスクを減らせます。

現金を多めに持っていく

キューバは基本的に現金が主流のため、多めに持っていくことをおすすめします。キャッシングできる場所がすぐ近くにあるとは限らないため、現地でおろすのではなく、現金そのものを持っていけると確実です。また、日本円のままではなく、USドルに変換して持っていくことを強く推奨します。日本円からキューバペソに換金できない可能性がある上に、キューバペソよりもUSドルやユーロが使える場面が多々あるためです。

両替は街中で

空港などの公式レートと、街中での闇レートでは3倍ほどの差があります。そのため街中での両替がおすすめです。ただし、街中で声をかけてくる人は、両替詐欺である可能性もあるため注意が必要です。信頼のおけるホテルのスタッフにレートを確認した上で両替を依頼するか、レストランのお釣りをキューバペソでもらうなどの方法がおすすめです。

両替した際には、必ずその場で金額を確認することも忘れずに!

トイレットペーパーを持ち歩く

トイレットペーパーがない場所が多いため、トイレットペーパーを持ち歩くことをおすすめします。またトイレが清潔でない場所が多いので、できる限りホテルで済ませた上で、観光に出かけられると安心です。

水には課金する

ペットボトルに水道水を入れて売られていることがあります。ペットボトルの蓋に日付の印字がされているかを確認し、開封された形跡がないかを確認しましょう。筆者は、ハバナ市街で安全な水を探し回りましたが、確実に安全といえる水を探せず、ホテルの水を購入していました。500mlで1USドルだったので、多少高価ではありましたが、おかげで体調を崩すことはありませんでした。

お店で出されたグラスに氷が入っている場合にも注意が必要です。水道水を凍らせただけのケースもあるため、氷は抜いてもらうか、自分で抜けると確実です。

キューバ旅行に向いている人は?

キューバは、旅行に求めるものによって、楽しめるかどうかが大きく変わります。ここではキューバに向いている人と、向いていない人を解説します。

向いている人

  • 異文化を体験したい人
  • 違いを面白がれる人
  • 文化や歴史が好きな人
  • 観光地よりも現地での生活に興味がある人
  • スペイン語圏に興味がある人

向いていない人

  • 快適さ第一優先の人(バラデロならいけるかも)
  • 短期間に観光地を見てまわりたい人
  • ネット環境が重要な人
  • 先進的な都会が好きな人
  • ブランド物を購入したい人

ただし「向いていない人」も行き先を選んだり、しっかりと準備をしたりすれば十分楽しめると思います!

まとめ

本記事では、キューバがつまらないと言われている理由や楽しむための方法や注意点、おすすめの観光地について紹介してきました。違いを楽しむことが旅の醍醐味だとすると、キューバはすごく魅力的な場所です。

また、しっかり準備して注意点さえ守れば、とても面白く、貴重な経験になります。特に、よくあるリゾート地や観光に飽きた人にとっては、唯一無二の旅になる可能性大です!

キューバ旅が、忘れられない素敵なものになりますように!

ABOUT ME
あかりん
早稲田卒週末グラフィッカー。 IT企業でOLしながら、企業や地域のグラレコをしています。 チャイとインドをこよなく愛する関西ガール。
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