ヨガ

【インドでヨガ留学】メリットデメリットを解説!インドでヨガインストラクターの資格を取ってみた

こんにちは!チャイとインドに恋してる、あかりん(@suki2sunao2)です。本記事では、インドでヨガインストラクターの資格を取る上でのメリットとデメリットをご紹介していきます。

インドでヨガ留学をして良かったこと
インドでヨガ留学をして大変だったこと
インドでヨガ留学する上で気をつけるべき点

この記事では上のような内容を中心に、筆者が実際にインドにてヨガインストラクターの資格を取得した体験を踏まえてお伝えします!

この記事のおすすめの読者

  • ヨガインストラクターの資格取得に興味がある方
  • せっかくなら海外で資格を取ってみたい方
  • 新しい趣味に挑戦してみたい方

ヨガ留学中の生活

はじめに、1ヶ月間の滞在場所や過ごし方についてお伝えします!1ヶ月の間に季節が大きく変わることもあるため、事前に調べておけると安心です。

滞在した期間と場所

  • 期間:2月(冬〜春)
  • 場所:Rishikesh(ヨガの聖地!治安は落ち着いていて、生活に必要なものは購入可能)
  • 暮らし:ヨガセンターに滞在(食事込み)週に1度、外食や観光
  • 食生活:ベジタリアン中心食事

訪れたのはRajendra Yoga and Wellness Centerです。大学の先生をはじめとする、知人や友人が訪れており評判が良かったことから、このヨガセンターに決めました。日本人の受け入れ経験が豊富なことから、細やかな気遣いやサポートがあることが嬉しかったです。何よりも、手作りの料理がとても美味しく健康的であり、和やかな雰囲気だったこともおすすめできるポイントです。

1日の流れ

早朝に起床し、瞑想することから1日がはじまります。その後、身体を動かしてポーズをとる「アーサナ」のクラスや哲学、アーユルヴェーダ、呼吸法などを勉強する時間があります。時間割が定められており、それに基づいた集団行動を行います。

6:30 起床
6:45 瞑想・マントラ
8:00 アーサナ
9:30 朝食
11:00 座学
12:00 呼吸法・瞑想
13:15 昼食
14:15 休憩
15:15 哲学・お茶
17:00 アーサナ
18:30 瞑想
19:30 夕食
20:30 フリータイム

朝から晩までスケジュールがぎっしり詰まっています。寒い季節だったため、お昼休憩の間にシャワーや洗濯を済ましていました。また、お昼休憩中に近くのお店まで日用品を買いに行くこともありました。個人的には哲学の時間に出してもらえるチャイが好きでした。

午前中のアーサナの時間は、滞在していない方でも飛び入り参加できる一般公開されたクラスでした。長期滞在はできないけれど数日間は参加してみたい!という方にもおすすめです。

1ヶ月の滞在で身体に生じた変化については【ヨガ効果】インドでヨガ1ヶ月!身体の変化ベスト5でご紹介しています!

インドで資格を取るメリット

日本でも取れるのになぜインド?遠いのにわざわざ行く理由は?あえてインドで資格を取ることのメリットについてご紹介していきます。

海外の友達ができる

海外で資格を取ることのメリットの1つだと思います。私が滞在していた際には、アメリカ人のおじさん、アイルランドのおじさん、フランスのカップル、日本人の主婦、日本人のヨガインストラクター、モルディブのおじさん、といった多様なメンバーと一緒に過ごしました。年齢も22歳から50歳あたりまでと幅広いメンバーでした。

日本で過ごしていると、ヨガは若い女性に人気があるイメージでしたが、現地では多様な年齢、国籍、性別の方々と一緒に過ごすことができ、とても良い経験になりました。食事中は、それぞれの文化の違いについて話したり、旅の経験について話したりと楽しい時間でした。また1ヶ月間「異なる文化の異なる人間と共同生活を送る」といった、普段は得ることのできない経験ができたことも良かったです。

圧倒的に非日常

インドという場所であることから、食事、町並み、文化、言語、時間の流れ、価値観、などありとあらゆるものが非日常でした。電波も弱かったため、普段の日常から切り離されてヨガ生活に没頭できる環境はとても貴重だったなと思います。日々の忙しない日常や、いつもの場所から離れるからこそ、得られる穏やかさや気付きが多かったなと思います。

個人的には、近くに知り合いがいないことも良かったです。メイクを手放したり、多少シャワーに入るのをサボったり、同じ服を何度も着回したりと、いつもは手放しづらいことを手放しやすくなりました(笑)また、はじめて会った人たちだからこそ、本音や弱さをさらけ出しやすいという点も魅力的でした。

普段背負っている、役割やキャラクターを手放して、身1つで生活やヨガに没頭することができることは、とても価値があるなあと感じます。なんとなく、時間の流れがゆっくりだったり、どことなく適当な文化が流れているところもおすすめする理由の1つです。

本場で学べる

ヨガインストラクターの資格はバリやハワイでも取得が可能です。ただ、せっかくならヨガの発祥地であるインドで学べると良いなと思います。ヨガセンターがたくさんあるため、選択肢が多いことや、海外の様々な場所から人が集まる点が魅力的でした。

また、ヨガに関するアロマやアーユルヴェーダの薬、本などが手に入りやすいことも良かったです。アーユルヴェーダを学ぶだけではなく、実際に施術を受けることができる環境であることもおすすめする理由の1つです。

ヨガや、ヨガに関連する領域の先生が多いため、それぞれの分野に応じて担当の先生が変わる点も面白かったです。1人の先生だけからではなく、複数人の先生から、様々な観点でヨガが学べたのは貴重な体験でした。ちなみに、わたしは哲学のおじいちゃん先生が好きでした(笑)

安い

日本で同じ資格(RTY200)を取得する場合、大体30~60万円程度かかります。私がインドで資格をとった際は、1ヶ月13~15万円程度でした。資格の料金だけではなく、滞在費や食費も込みでこの値段!安いです!安いからといって、適当な内容なわけではなく、しっかりと本場のヨガを学べるため、何よりものメリットだと思います。経済状況によって、値段は変わる可能性はありますが、圧倒的に安いことには変わりないかと思います。

インドで資格を取るデメリット

本当に良いことばかり?実際に体験してみて感じたことは?インドで資格を取ることのデメリットについてご紹介していきます!

現地に行くまでの距離や時間

距離が遠いことがデメリットです。パスポートを持っていない場合は、パスポートを申請することからはじめる必要がありますね。ビザも必要です!また、行く期間によっては航空券が高かったり、乗り換えも考慮すると移動だけで1日潰れてしまうことも多々あります。

ヨガの聖地であるリシュケシュに行く場合は、デリーのインディラ・ガンディー国際空港から車で4~5時間移動する必要があるのも大変なポイントです。ヨガセンターと事前に連絡をとって、空港まで迎えに来てもらうことを強くおすすめします!

知らない土地だと不安

メリットであり、デメリットでもある点だなと思います。街に牛や猿がいることや、整備されていない道路など、はじめは驚くことが多いかと思います。また、部屋に暖房がなかったり、電波が弱いなど、普段慣れ親しんだ環境から離れるため、不安になることが多いです。

とにかく、事前に調べておくことが大切です!インドでよくある詐欺の手口や、気をつけるべきポイントについて知っておくことは、とても強い武器になります。ヨガセンターで過ごす分に関しては安全なため、ヨガセンターに到着するまで、とにかく安全にたどり着けるように準備しましょう!

ヨガセンターを探しづらい

日本語のサイトがあるわけではないので、どのヨガセンターが良いのか探すのが難しいです。ヨガセンターによっては、平日は外に出ることも禁止されている場所もあると聴きました。また、ヨガセンターによって1日のプログラムや試験の内容も異なるかと思います。

調べ方は個人の好みに応じてですが、体験記などのブログをいくつか読んだ上で、大丈夫そう!と思える場所に行くのが確実かと思います。(回し者でも何でもないのですが笑)Rajendra Yoga and Wellness Centerは本当におすすめです!

ヨガインストラクターの資格を取るメリット

わざわざ1ヶ月もの時間をかけて、ヨガインストラクターの資格を取ることのメリットとは?もっと楽な方法の方が良いのでは?といった疑問にお答えしていきます!

長期間、心身と向き合うことができる

1ヶ月間、ヨガに打ち込むことができるという体験そのものが価値だと思います。日本で、通いながらインストラクターの資格を取ることも良いとは思いますが、ヨガ以外を手放して、ひたすら心や身体に向き合える体験は非常に貴重なものでした。

特に、1週間目では気づけなかった身体や心の変化に3週間目以降で気付けるようになったり、身体がデトックスをはじめるのに、一定の時間がかかることからも、長期であるメリットがあるなと思います。長期だからこそ、じんわりと変わっていく身体や心に焦らず向き合えるという点がおすすめです。

生涯の趣味になる

ヨガは生涯続けられる趣味になります!もちろん、年齢に応じてできるポーズの種類は変わっていくかと思いますが、瞑想や考え方、呼吸など日常に取り入れられるものがたくさんあります。ヨガインストラクターの資格を取得することは、ゴールではなく、その先の生活でもヨガを続けていくためのきっかけだなと思います。

忙しない日常に戻り、心に余裕がなくなった時や、身体が疲れている時に、戻れる場所や趣味を持っているというのは、とても心強いですね。

健康になる

資格を取得しながら、自身も健康になれる、一石二鳥な点がメリットです。一般的に資格取得と聞くと、ちょっと無理して勉強したり、寝ないで頑張ったり、といったイメージがあります。しかし、ヨガインストラクターの資格は、ヨガを体験し学びながら取得することができるため、健康になりながら資格取得に励むことができます。1ヶ月間滞在しヨガを学ぶということは、一種のリトリートにつながるなと思います。

身体が健康になるだけではなく、肌の調子が良くなったり、心や頭もスッキリします。正しい知識を身につけることで、世間にあふれている様々な情報に踊らされることなく、正しく健康であれる点もおすすめポイントです。

ヨガインストラクターの資格を取るデメリット

時間がかかる

RYT200を取得する場合、当然200時間が必要です。そこまでまとまった時間が取りづらい場合は、取得が大変です。日本で通いながら取得する方法もありますが、思い切って1ヶ月の休みをとってインドに行くことの価値は十分あると思います。学生の場合は長期休みを利用したり、卒業旅行の代わりに行くこともおすすめです。

RYT(Registerd Yoga Teacher:登録ヨガティーチャー)200とは、実技と座学を含む200時間のカリキュラムを経て取得できる、全米ヨガアライアンス認定ヨガインストラクター資格です。
参考:https://www.aya-bodyarchitecture.net/academy/ryt200/

お金がかかる

資格取得の上でかかせないのがお金の話。もちろん、資格を取得するためには費用がかかります。資格そのものの費用に加えて、交通費や用具の購入費もかかります。私が通ったRajendra Yoga and Wellness Centerでは、マットやヨガブロックなどは無料で貸し出してくれました。通うヨガスクールにもよると思うため、含まれる金額は要確認です!

英語で学ぶ必要がある

インドで学ぶ場合のデメリットです。英語が全く分からない場合は、何を言っているのかが分からず、勿体ない状況になるかと思います。ただ、私はそこまで英語ができるわけではない(旅行をなんとか乗り越えられるくらいのレベル)ですが、周りの人に助けてもらいながら理解を進めることができました。

インド人の先生にとっても、英語は母語ではないため、「分からなくて大丈夫」というスタンスで丁寧にゆっくり教えてくださったことも良かったなと思います。どのようなヨガセンターで学ぶのかによって多少変わるとは思いますので、事前に聞いてみても良いかもしれません。英語を学びながらヨガも学べる、と捉えることもできますね!

インドヨガ留学のおすすめポイント

「インド」という場所で「ヨガインストラクター」という資格を取得すること、についてより深堀りながら、メリットをご紹介していきます!

話のネタになる

「インドでヨガインストラクターの資格を取得しました!」というだけで、話のネタになります。実際に、毎日noteをアップしていたら約20倍のビュー数になりました。毎日noteをアップできるくらいの気づきや出来事が生じるという点も良かったです。また、自己紹介をする際も、覚えてもらいやすくなったり、旅の話や、運動、健康関連の趣味の話に広げやすくなったりすることもメリットだと思います!

当時の日記はあかりとインドのヨガ日記でご覧いただけます!

アロマやベジタリアンフードが安く手に入る

ヨガに関連するグッズや食べ物で、質の高いものが安く簡単に手に入ることがおすすめです。オーガニックのアロマオイルや、ベジタリアン用のおやつ、アーユルヴェーダのサプリメントなどが数多く揃えられているお店があり、週に2,3回通っていました。日本だと高くて手が出しづらいものも、安く手に入るだけではなく、様々な種類の中から選ぶことができる点もおすすめです。

個人的には、Himalaya(ヒマラヤ)というブランドのニームフェイスウォッシュがおすすめでした。そのほかにも、Organic India(オーガニックインディア)というブランドのサプリメントやハーブティーもおすすめです。

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現地でアーユルヴェーダを受けられる

アーユルヴェーダを学ぶだけではなく、実際に自分も診断や診察を受けられる点が良かったです。自分にあった食べ物や生活方法、身体の悩みに向き合えるだけではなく、ヨガの学びとも結びつけながら体験できるという経験はとても貴重だと思います。

また、他に一緒に滞在しているメンバーの診断結果を聞いて比較し合えることも楽しかったです。机上の空論とせずに、実際に体験し学びを得られるところが何よりもの価値ですね。

インドヨガ留学の注意点

「インド」という場所で「ヨガインストラクター」という資格を取得すること、における注意点をご紹介します。

安全面

ヨガ以外の時間で観光をする際に、スリやひったくり、ぼったくりに合わないように、しっかりと貴重品を管理しましょう。観光をする場合は、ヨガセンターの先生に確認の上、安全な場所に連れて行ってもらうのも1つの手段かと思います。夜遅くに1人で出歩かない、肌の露出を控える、といった基本的な注意点を守り、とにかく身を守る意識を持ち続けることが大切だなと思います。

個人的には、リシュケシュはヨガの聖地ということもあり、インドの他の地域と比べると治安も落ち着いており、きれいな場所だなと思いました。とはいえ、街頭が少なく夜は暗いです。また、リシュケシュの街から離れて、他の場所に観光に行く際や、休みの日に少し遠出をする場合が要注意かなと思います。

意外と多忙

1ヶ月あるからゆっくり観光できるだろう、と思いきや、そんなことはありません!週に6日は、朝から晩までスケジュールが組まれているため、ヨガの生活でいっぱいいっぱいになります。夜のフリータイムも、その日の振り返りや読書などをしているとあっという間に過ぎてしまいます。観光も目的としたい場合は、ヨガの滞在とは別で日程を確保することをおすすめします!

ヨガの聖地リシュケシュまでの移動

空港についてから、ヨガセンターに向かうまでの道中は特に気をつけられると良いでしょう。特にはじめてインドを訪れる場合や、旅に慣れていない場合は、事前にヨガセンターと連絡を取った上で、迎えにきてもらうことを強くおすすめします。

インドの空港に到着するのが、夜になることも多々あるかと思います。迎えがない場合は、夜はむやみに空港の外には出ず、明るくなってから行動を開始できると安心です。

まとめ

インドで資格を取ることで「海外の友達ができる」「圧倒的に非日常」「本場で学べる」「安い!」といったメリットがあります。一方で、デメリットとしては「現地に行くまでの距離や時間」「知らない土地だと不安」「ヨガセンターを探しづらい」といったことがあげられます。

また、ヨガインストラクターの資格を取ることには「長期間、心身と向き合うことができること」「生涯の趣味になること」「健康になること」といった良さもあります。時間やお金がかかる点や、英語で学ぶ必要がある点を踏まえても、一生に一度は体験してみる価値があると思います。

インドだからこそ、本場のヨガやアーユルヴェーダ、ヨガに関する商品に触れられることも素敵です。安全面に気をつけて、是非楽しい時間をお過ごしください!なますて~

 

ABOUT ME
あかりん
早稲田卒週末グラフィッカー。 IT企業でOLしながら、企業や地域のグラレコをしています。 チャイとインドをこよなく愛する関西ガール。
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